no-plan-no-life’s 医者・元プロ家庭教師NAOが思う医学部合格の極意

〜医学部独学再受験成功・元プロ家庭教師が気ままに綴ります〜

医学部合格指導 私立大学医学部(偏差値67.5) その1

こんにちは、NAOです。

 

私立大学医学部(河合塾 偏差値67.5)に現役合格を果たした指導記録となります。

※偏差値は合格当時のもの。現時点での偏差値は把握していない。

 

医学部合格者がどのようなペースで学習しているのか参考にしていただければと思います。

※本人からは許可をいただいた上で掲載。

 

私立大医学部(河合塾 偏差値67.5)現役合格

高校1年 6月より指導 指導期間2年8ヶ月

中高一貫校 、学年順位 中 、模試偏差値 高1 進研模試 60程度

得意科目 数学 苦手科目 文系科目

指導科目 数学、化学、物理、全体のスケジュール管理

 

当初は浪人覚悟でしたが、2年間、特に最後の半年の劇的な成長により現役合格を果たしました。

 

①受験準備期(高1 6月〜高2 10月) 

きっかけは典型的なパターンで、ご両親の「子供の合格が不安」というものであった。

つまり、本人が医学部に行きたいという気持ちが強いのではなかった。

 

医学部を再受験した私からしてみればそのような人は医学部を受ける必要はないのではないかと思ってしまうので、この生徒の指導を最初は断った。

しかし、執拗な親の連絡もあり、合格させる保証はないと前置きをして指導を開始した。

 

では生徒はどのようなキャラクターかというと、中学受験は親の力で半強制的に勉強し何とか県内でも上位の中高一貫校に合格。その後は趣味のピアノや友人との遊びがほとんどで、試験は一夜漬けで乗り切るタイプであった。

 

本人に医学部に興味がないのかと聞くと「親が行けというし、まぁ行けるなら行きたい」という返答。

そこで私は以下のような取引をした。

「医学部は医者になるための専門学校みたいなもの。大半が医者になることを目的として入ってくる。正直行きたくないのに行っても苦しいだけ。とはいえ、いざ本当に医学部に行きたいと思った時にその準備をしておかないと後で後悔することになる。少しでも行きたい気持ちがあるなら最低限だけでもやらないか。」

「本気で行きたくなったら本気で指導する。それまでは最低限の指導しかしないからそ、趣味のピアノもやって良いし、好きなことが何なのか見つけたら良い」

 

やる気のない人にやる気を出せと言っても出ない。

やる気が出るまで時間がかかる人もいるし、やる気が全く出ない状態で受験を迎える生徒もいる。人生で初めて失敗しそこから這い上がる生徒もいる。

 

話を戻すと、この生徒は 高2の10月まで

・最低限の学校の宿題

・毎週2時間の指導

・定期試験前の一夜漬け

 

これしかやっていない。高2 10月の学園祭を過ぎるまでは。

 

後で苦労するのはわかっていた、おそらく本人も。

 

 

NAO

 

受験準備期の使用テキスト

【英語】 学校の課題、ヴィンテージ

【数学】 学校の課題(青チャート IA、IIB)

【国語】 学校の課題

【化学】 学校の課題、テスト前:らくらくマスター化学

【物理】 学校の課題、漆原の面白いほどわかる、テスト前:物理のエッセンス

 

 

 

 

 

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医学部合格指導 旧帝大医学部 その3(完結編)

こんにちは、NAOです。

 

旧帝大医学部医学科に現役合格を果たした指導記録となります。

医学部合格者がどのようなペースで学習しているのか参考にしていただければと思います。

※本人からは許可をいただいた上で掲載。

 

旧帝大医学部現役合格 高校2年3月より指導 指導期間1年1ヶ月

中高一貫校 、学年順位 中 、模試偏差値 高2進研模試 60程度

得意科目 国語 苦手科目 不明

指導科目 数学、化学、生物、全体のスケジュール管理

 

高3 5月の模試まではE判定でしたが、その後猛勉強で急成長し見事現役で合格を果たしました。

 

 

医学部合格指導 旧帝大医学部 その1を読まれていない方はこちら

医学部合格指導 旧帝大医学部 その2を読まれていない方はこちら

 

④センター直前期(高3 12月〜1月)

模擬試験の結果もさほど悪くなく、いよいよセンタープレテスト。

しかし、ここでセンター生物、地理が思うように伸びていない。

センタープレテストも85%。生物、地理は80%と足を引っ張っていた。

志望校合格のためにはセンター90%は必要であるが、不確定要素の多い国語の点数を鑑みると生物、地理で90%は必要である。

もっと二次試験対策をしたいところだが、最低限の長文読解・英作文、数IIIのみ演習を続け、そのほかはセンター対策へシフト。

センター対策の王道である単元別学習を進める。生物、地理共に図表を参照しながら細かい内容を詰めつつ、過去問や模試問題集で演習を繰り返した。

苦手項目についてはコピーして持ち歩いての反復学習。

 

12月末、1月初旬にパック模試を何度か演習したところ生物、地理も85%程度までは安定。

不安はあるもやることはやったということで1月から二次試験対策をstopし、全科目センター総復習。

過去問などで時間配分やケアレスミスチェックをしながら本番に備えた。

 

迎えた本番は

 

 

センター試験 93% (837/900)

 

 

国語や地理、生物でも大きなミスなく乗り切った。英語リスニングや数学IIBで多少失点はあったものの、本番で最高得点が取れた。

 

 

 

あくまでも本人に力があったから得点できたわけではあるが、実力がある人が全て高得点を取れるとも限らない。

何度もシミュレーションを繰り返し、躓いた場合はどう切り抜けるかの想定を怠らなかった。それにより本番での失点を最小限に食い止めることができたように思う。本人もシミュレーションやって良かったと何度も言っていた。

 

センター直前期での使用テキスト

【英語】 速読英単語 必修編・上級編、ヴィンテージ 総復習、英作文のハイパートレーニング、センター過去問、志望大学過去問

【数学】 標準問題精講III ランダム演習、センター必勝マニュアル、センター過去問、志望大学過去問演習

【国語】ゴロゴ 、日栄社 古典文法・長文 復習、漢文ヤマのヤマ、センター過去問

【化学】重要問題集 総復習、志望大学過去問

【生物】センター過去問、図表

【地理】センター試験地理の点数が面白いほど取れる本、図説、センター過去問

 

⑤二次試験直前期

センター試験も無事に終わり安堵の表情をしていた生徒ではあるが、ここでも気は抜けない。

センター試験の点数は、数学大問1問分で覆る。

とりあえず1年前の過去問を演習し、現状把握をした上で、「足りないものを補っていく+頻出分野の演習」を徹底した。

 

 

試行錯誤の過程なども細かくチェックしながら、数学や生物では部分点を少しでも多く取れるような答案作成を進めていった。

 

この頃には生徒の目つきも変わり、黙々と自分からやりたい問題を要求するようになった。

自分に何が足りていなくて、何を復習すれば良いかもわかっていた。

こちらは細かいスケジューリングは指示せず、本人に任せて答案作成のブラッシュアップや類題提供に従事した。

 

そして迎えた二次試験前日。

非常に落ち着いた顔で「いつも通りやってきます」と会場へ向かった。

 

3日後、無事に受け終えたと報告あり。

 

そして、3月初旬に嬉しい知らせがきた。

 

 

1年前には到底受かると思われていなかったようで、学校の先生も大変驚いたようだ。

医学部受験は絶対合格できるような簡単なものではない。

しかし、やるべきことをやっていればその確率を大きく上げる事は出来る。

 

 

 

これは後から聞いたことだが、「2月中旬くらいから早く本番が来て欲しいと思っていた」とのことである。

 

1年間指導に携わる中で、この生徒が大きく成長した姿を見れて嬉しかったと共に自分の指導方法や判断に間違いがないと思える1例であった。

 

読んで下さった方は少しでも参考にしていただけるとこちらも嬉しい。

 

二次試験直前期での使用テキスト

【英語】 速読英単語 必修編・上級編、やっておきたい英語長文 700、英作文のハイパートレーニング、志望大学過去問

【数学】使用テキスト総復習、志望大学過去問

【国語】使用テキスト総復習、志望大学過去問

【化学】使用テキスト総復習、志望大学過去問

【生物】使用テキスト総復習、志望大学過去問

 

NAO

 

 

 

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医学部合格指導 旧帝大医学部 その2

こんにちは、NAOです。

 

旧帝大医学部医学科に現役合格を果たした指導記録となります。

医学部合格者がどのようなペースで学習しているのか参考にしていただければと思います。

※本人からは許可をいただいた上で掲載。

 

旧帝大医学部現役合格 高校2年3月より指導 指導期間1年1ヶ月

中高一貫校 、学年順位 中 、模試偏差値 高2進研模試 60程度

得意科目 国語 苦手科目 不明

指導科目 数学、化学、生物、全体のスケジュール管理

 

高3 5月の模試まではE判定でしたが、その後猛勉強で急成長し見事現役で合格を果たしました。

 

 

医学部合格指導 旧帝大医学部 その1を読まれていない方はこちら

 

③受験後期(高3 9月〜11月)

いよいよ夏休みが終わったところで疲れも出てきていた。

しかし、ここからが本当の山場である。生徒は疲弊していたが模試ではまだD判定。

このままでは合格する可能性が低いことを伝え、さらに勉強量と集中力をあげる方向へ。授業のストレスもあるということから学校の授業も捨てて極力自習するように切り替えた。

勉強科目および学習場所を切り替えながら少しでも長く集中力が続くように工夫させるように誘導した。また、こちらの医学部の試験勉強中に何度か呼び一緒に勉強をすることも数回程度あった。

モチベーションが少しずつ高まり10月頃には受験初期のような勢いが戻ってきた。

 

この時期に行った内容は、

英語、数学、化学、生物などの二次試験科目については、

これまで使用したテキストを使った反復学習

また、志望校でよく出題されていた分野の強化演習も行った。数学微積分やベクトル、確率。有機化学の構造決定、理論の計算の煩雑な問題、生物の100字程度の論述や穴埋め問題。これらを徹底的に演習し、穴を埋めていった。

学習時間は平日7時間、休日15時間程度。

 

指導者側のこちらがスケジュールを管理しながら、生徒と擦り合わせて進度を毎週決定していく。

10月からは過去問も少しずつ演習をはじめており、志望校の傾向も掴むようにしていった。

11月からはセンター過去問にも手を出し始める。

国語は現代文はもともと得意であったため、古文漢文の演習、地理は講義系の読み物を通読しながら過去問演習を行うスタイルで進めていった。

 

その頃受けた11月のオープン模試でB判定。

本人もいける感触が出てきており、歯車が噛み合ってきた。

 

 

受験後期での使用テキスト

【英語】 速読英単語 必修編・上級編(全体の8割ほどは覚えた)、ヴィンテージ 3周目、英作文のトレーニング はじめる編 、英作文のハイパートレーニング、やっておきたい英語長文500、700

【数学】 青チャート IA、IIB、III(頻出、苦手分野2周)、理系数学のプラチカIAIIB 2周、標準問題精講III 2周、大学への数学 微積分の極意、志望大学過去問演習

【国語】ゴロゴ 、日栄社 古典文法・長文、漢文ヤマのヤマ、センター過去問

【化学】重要問題集 3周、化学の新演習(頻出分野)、志望大学過去問

【生物】らくらくマスター、理系標準問題集 2周、生物論述問題の完全対策 、志望大学過去問

【地理】センター試験地理の点数が面白いほど取れる本 1周ほど読みながら過去問単元別演習

 

受験直前期についてはまた時間を見つけてアップします。

 

 

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センター対策はいつからするべきか

こんにちは、NAOです。

 

国公立医学部受験生のみなさんはセンター対策と二次試験対策のウェイトに悩むかと思います。

二次試験対策をするとセンターまで手が回らないし、センターだけ取れたとしても二次試験が不安。

バランス良く勉強できるようになりたいし、模試でもセンター、二次両方とも取れるようになりたい。

そう思われる方が多いのではないかと思います。

 

しかし、NAOは思います。そんなに受験勉強は甘くありません。

一つを取れば残りは犠牲になります。

センターの勉強にシフトすると二次試験の力は落ちてしまうし、二次試験対策ばかりするとセンターで高得点が取れなくなってしまうのが普通です。

 

本当に両方で高得点を取るのが正解でしょうか?

 

何が一番大事かというと、志望校の得点比率を見てどの得点配分で合格するのかを徹底的に考えることです。

 

センター重視型の大学を受験する方は早めからセンター対策をし、国語や社会までしっかりと行き届いた対策をする。

二次試験重視型の大学を受験する方はセンター対策は夏以降に行い、最小限の時間でセンター対策をし、二次試験対策に重きを置く。

また、半々の比率の大学の場合はセンター試験のボーダーラインを把握して、そこまで取れるような目処が立つまではセンターと二次を両立し、目処がたってからは二次試験にシフトする。

 

つまり、

NAOが思うセンター試験対策については以下3パターンにわかれるかと思っています。

①センター逃げ切り型

センター試験得点比率が高い大学(特に地方大学)を受験される方は、常にセンターを意識した対策をしましょう。具体的には遅くても夏休みから対策を開始するべきであり、満点を取るためには時間が必要な数学や国語、社会の学習は遅くても7月から開始すべきです。

大まかに

10月まで センター:二次=1~2:1

11月時点 センター:二次=2~3:1

12月時点 センター:二次=5~10:1

に比率が目安です。

 

②二次重視型

センター得点比率が低い大学を受験される方は、夏休み以降のセンター対策で十分です。二次力を限りなく高めて、センター試験は問題の傾向をつかめさえすればそれなりの点数は取れます。

特に悩むのが国語と社会の勉強についてですが、センターでの合格最低点に全く届きそうになければ夏休み明けからコツコツ勉強をスタートしなければならないでしょう。国語を全く勉強しないで医学部に合格したツワモノもいます。社会については努力がある程度反映されるため遅くても11月中旬からスタートしないと後々苦労すると思います。

大まかに

10月時点はセンター:二次=1:5

11月時点では、センター:二次は半々。

12月時点では、センター:二次=3~5:1

の比率ではないでしょうか。

また、ごくたまにですが、二次力はあってもセンター数学が苦手な方がいます。どうしても不安な人は週一回程度夏休み頃からコツコツセンター演習をしていくのもアリだと思います。

 

③半々の比率

半々の比率の大学の場合はセンター試験を早めに切り上げて二次対策に入る学習が必要です。具体的には、夏休み時点からセンター対策を開始し、志望校のセンターボーダーラインまで得点が届きそうになった時点で二次対策にシフト。模試前あたりに少しセンター対策をする程度で実力を維持し、11月中旬からセンター対策にウェイトを写し始め、12月から本格的にシフトするのが良いでしょう。

 

志望校の特徴と、そして、今の自分の実力に合わせてセンター対策を進めていくことでバランスの良い学習ができると思います。

 

少なくとも私が指導してきた医学部合格者は、センター、二次試験ともに高得点で合格しているわけではありません。

 

志望校に合わせてきちんと対策をしていれば大丈夫。

 

知っておくと本当に気が楽になりますよね。

 

 

センターまで残り時間を見ながら、自分の今の位置を確認しながら優先順位をつけて学習を進めていきましょう。

 

NAO

 

 

 

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医学部合格指導 旧帝大医学部 その1

こんにちは、NAOです。

 

旧帝大医学部医学科に現役合格を果たした指導記録となります。

医学部合格者がどのようなペースで学習しているのか参考にしていただければと思います。

※本人からは許可をいただいた上で掲載。

 

旧帝大医学部現役合格 高校2年3月より指導 指導期間1年1ヶ月

中高一貫校 、学年順位 中 、模試偏差値 高2進研模試 60程度

得意科目 国語 苦手科目 不明

指導科目 数学、化学、生物、全体のスケジュール管理

 

高3 5月の模試まではE判定でしたが、その後猛勉強で急成長し見事現役で合格を果たしました。

 

①受験前期(高2 3月〜 高3 6月)

高2 3月 

受験への自覚があまりない。部活を引退したため指導を開始。

中高一貫校生によくみられる「何とかなるでしょ」という考えが根底にあり。

志望校とのギャップが非常にあるが、まずは勉強習慣の構築をこの1ヶ月で行うことに。

初回面談で、平日5時間、休日13時間(春休み期間含む)勉強することを条件に指導を開始。

高校の通常学習に加えて、自宅学習では英語、数学IA、理論化学を軸に演習。

 

高3 4月

春休み期間の学習ペースが遅く、勉強の質をあげるべくタイマーを使って勉強開始。これがはまって勉強のペースアップ。無駄な時間もさらに減らしていった。

数学は青チャート2〜3単元/week(ex. 指数対数、三角関数の基本例題・重要例題を1週間で終わらせる)のペースまで上昇。化学は4月終了時点でらくらくマスター化学が既習範囲まで終了。

 

高3 5月、6月

学校の定期試験や模試もあり思うように進まない時期もあったが、ペースを調整しながら英語、数学、化学の学習を進める。受験勉強としては3科目以外には手を出さず。

英語は速読英単語、ヴィンテージ、基礎英文解釈の技術、数学は青チャート基本例題・重要例題 3単元/week、化学は重要問題集 理論分野 3章/weekをとにかく叩き込む。

 

受験前期での使用テキスト

【英語】 速読英単語 必修編 終了、ヴィンテージ 1周目終了、基礎英文解釈の技術 8割ほど終了

【数学】 青チャート IA、IIB終了

【国語】ゴロゴ 空き時間や移動時間に

【化学】 らくらくマスター化学、重要問題集 理論分野終了

 

②受験中期(高3 7月、8月)

受験の天王山 夏休みに入る。

英語、数学、化学に加えて、生物、国語の受験対策を開始。

1日15時間の学習で

英語:数学:化学:生物:国語=1.5 : 2 : 1.5 : 3 : 2ほどの比率で勉強。

英語は長文読解、英作文も開始。数学は青チャートを終わらせ、理系数学のプラチカIAIIB、標準問題精講 数IIIに取り組む。化学は重要問題集を継続。生物はらくらくマスター、理系標準問題集(駿台)、生物論述問題の完全対策(駿台)。

国語は古典文法と軽めの長文演習、漢文は句形の習得に時間を割く。

気をつけたのは、学習科目を短い時間でスイッチし、集中力を保たせること。

また、まだ志望校に実力が程遠く過去問を見ると気が滅入ってしまうため、目先の問題集を定着させることを目標にした。

定着確認のため抜き打ちテストや、理解の悪い単元については(ここにはあげていないが)他の問題集で類題演習を行った。

 

受験中期での使用テキスト

【英語】 速読英単語 必修編、上級編(3割ほど)、ヴィンテージ 2周目、基礎英語長文問題精講 1周目終了、英作文のトレーニング はじめる編 通読

【数学】 青チャート IA、IIB、III 終了(数IIIまで2周終了)、理系数学のプラチカIAIIB 1周、標準問題精講III 1周

【国語】ゴロゴ 、日栄社 古典文法・長文、漢文ヤマのヤマ

【化学】重要問題集 既習範囲(有機構造決定)まで終了

【生物】らくらくマスター、理系標準問題集 1周目終了、生物論述問題の完全対策 7割程度

 

受験後期からはまた時間を見つけてアップします。

 

今日は何を学んだのか振り返り、成長を実感していきましょう。

 

NAO

 

 

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医学部合格体験記 NAOの場合 

こんにちは、NAOです。

 

私がどの時期に何を勉強していたかについてお話しします。

細かいところは割愛し今回は概要にとどめます。

 

 

NAOの経歴

大学(河合塾偏差値60)を卒業し、企業に就職。

その後医学部再受験を決意し、企業を退職。

1年半ほどで国公立医学部(河合塾偏差値70)に合格しました。

1回目の受験はセンター775/900、二次試験受験し不合格。2回目の受験はセンター780/900、二次試験前期で合格。

塾には通わず独学のみ。

 

 

〜受験を決意した時〜

とりあえず現状の力がわからないので模試を受けてみた。

初めて受けた河合塾の模試で偏差値45。

再受験生には多いと思うのですが、数学の公式、物理、化学、国語、社会あたりは完全に忘れていました。英語は大学時代に触れる機会があり、130/200ほど。

半年後に受験を控えていたため、まずはセンターで高得点をとり二次試験で逃げ切ることを目標とした。当初から受験校は1校に絞り、出ない分野などを見極めて無駄なことは極力やらないようにした。

 

はじめの2ヶ月は満遍なく勉強をするのではなく、特に時間のかかりそうな英語、数学の勉強を開始。

ほぼこの二科目をメインにやっており、たまに苦手の化学に手を出した。

 

次の2ヶ月は英数をある程度減らして、国語、理科の対策。

国語はあまり伸びなかったが、理科はセンター模試で8割程度となり、それなりに形になってきた。

 

11月からは全科目センター過去問にシフトし、社会も猛勉強開始。

 

12月の模試ではセンター80%を突破。勢いに任せてセンター本番では765/900。

 

しかし、二次試験対策はあまりやれておらず、センター後に急いで対策するもあえなく撃沈。記述力がなかった。

 

はじめの半年で使ったテキスト一覧

【英語】

速読英単語必修編、システム英単語、基礎英文解釈の技術、基礎英語頻出問題総演習、自由英作ハイパートレーニング、精読のプラチカ(途中まで)、センター過去問、二次試験過去問

【数学】

青チャート、一対一対応の演習、センター過去問、二次試験過去問

【化学】

鎌田の理論化学、福間の無機化学、鎌田の有機化学、重要問題集(理論・有機のみ)、センター過去問、二次試験過去問

【物理】

漆原の面白いほどわかる、物理のエッセンス、名問の森、センター過去問、二次試験過去問

 

 

〜記述力養成にシフトした2回目の受験〜

センター試験はそれなりに取れることを確信し、また、センターでこれ以上高得点を狙うのはコスパが悪いと判断し、次の1年間は二次力をつけることを目標にした。

 

思うように得点できなかった英語長文和訳、英作文、数学3、物理全般をメインに1年目に使ったテキストを基本として対策を続けた。

 

夏の模試まではあまり良い成績は出なかったが、11月の模試では成績上位者にランクイン。

この辺りから学習方法が完全に噛み合い、勉強をやった分だけ力がつく感触が得られるようになった。

 

センターも無事に終わり、二次試験でも大きな事故なく終了。

上位20%ほどの順位で合格しました。

 

 

 

次の1年間で使ったテキスト一覧

【英語】

速読英単語必修編、上級編、システム英単語、ターゲット英熟語、基礎英文解釈の技術、基礎英語頻出問題総演習、自由英作ハイパートレーニング、、センター過去問、二次試験過去問

【数学】

青チャート、一対一対応の演習、やさしい理系数学、センター過去問、二次試験過去問

【化学】

鎌田の理論化学、福間の無機化学、鎌田の有機化学、重要問題集、化学の新演習、センター過去問、二次試験過去問

【物理】

漆原の面白いほどわかる、物理のエッセンス、良問の風、名問の森、重要問題集、センター過去問、二次試験過去問

 

 

具体的にどの時期に何をやっていたかなどについてはまた今後記事にしていければと思っています。

 

 

 

良き指導者とともに最後まで走りきった先に未来がある

 

 

NAO

 

 

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勉強方法 時間をどう使うか

こんにちは、NAOです。

今日は時間の使い方についてNAOが良いと思っている方法について紹介を。

色々と自分に合うものを取り入れて、合わないものは採用しないスタンスで良いと思います。

 

〜〜

「朝起きた時から夜寝るまでの時間の使い方」

 

それぞれの置かれた状況によって異なるが、時間をいかに上手く操れるかによって効率が何倍にも変わる。

 

時間についてストイックになること。以下10点を守ることである。

 

 

①朝起きた瞬間から受験勉強は始まる

 朝起きて眠いのは誰でもそうであろう。しかし、眠いからといって布団の中で無駄な時間を過ごしていないだろうか。

個人的体験だが、起床時の勉強は頭にとてもよく残る。なかなか覚えられない暗記物などを朝の時間に費やすべきである。時間がない人は、布団の中で無駄に過ごす5分をこの暗記に費やすこと。時間のある浪人生は30分は暗記を行うこと。

朝の時間で一日の半分が決まるといっても良い。

 

②勉強時間は細切れに

人が集中できる時間は90分と言われている。それゆえに大学の講義は90分と設定されているようだ。しかし、個人的には90分は長すぎる。もっと短いスパンで勉強をすること。おすすめは勉強時間30分。次にすることは30分で得た内容をその後の数分間で思い出すこと。

そこで思い出せた内容が本当に身についた内容だ。

思い出せなかったことは即座にテキストを見直し頭に叩きなおすこと。

 

30分学習

→3分間想起

30分学習

→6分間想起(はじめの30分の想起も)

30分学習

→9分間想起(はじめの30分と2回目の30分の想起も)

30分学習

→10分間想起(2回目と3回目の想起も)

このサイクルを繰り返す。想起する時間は10分以内にすること。それ以上の想起は時間がかかりすぎるため、省略して良い。

 

③休憩とは科目を変えること

休憩時間とはなんだろうか。その内容から頭を離すことである。同じ刺激を与え続けないことである。

 

つまり、刺激の異なる科目に切り替えることで休憩しながら勉強をすることができる。

 

②の「勉強時間は細切れに」でも言ったが30分単位で勉強する

 

例えば

英単語30分→数学30分×2セット→古文長文30分×2セット→物理演習30分×2セット

のようにである。

 

暗記物:英単語、英文法、無機化学有機化学、漢字、現代文用語、古文単語・文法、漢文句形など

計算物:数学、理論化学、有機化学構造決定、物理

読み物:英語長文、現代文、古文・漢文長文

 

④暗記物はタイマーを使うこと

覚えようと思っていてもなかなか覚えられない。それは時間がたくさんあったり、切羽詰まっていないからである。

タイマーを用いた学習をすること。例えば英単語であれば5分で10個、古文単語であれば5分で5個を目指す。覚えきれるかどうかが大事なのではなく、時間内になるべく多くの暗記を行うことである。

時間がある時こそ、時間がない切羽詰まった時と同じように行動することで効率が格段に上がるのである。

 

⑤移動中はリスニングを

学校や塾に行くときにイヤホンをつけている生徒をよく見かけるがまさか音楽を聴いていないだろうか。移動中はリスニングや古文単語などの暗記CDを聞くべきである。その時間内で出来るだけ完成させるのである。

移動中にリラックスしようなど医学部合格を自ら遅らせているようにしか見えない。

 

電車やバスに乗っている人は、単語帳を読むのでも良い。次の駅までに英単語を5個覚えるなどの目標を作って取り組むべきだ。

 

 

⑥勉強する前に勉強することを決めておくこと

机に座ってから、「さて何の勉強をしようかな」・・・と考えてはないだろうか。

考える時間が無駄である。そして、考えた挙句、決まらない。結局やりたい科目の勉強をついついしてしまうのではないだろうか。

できれば前日、遅くても当日に何の勉強をするかをあらかじめ決めておくべきだ。

これについてはスケジュールの立て方についてまたの機会に書こうと思っている。

 

⑦食事はすぐ食べろ

食事はとても大事だ。栄養を取らないと頭は回らない。脳の栄養はグルコースのみであり、必ず炭水化物はとるようにすること。

しかし、栄養のためとはいえ食事に時間をかけるようであっては時間が勿体無い。なるべく早く栄養を摂取し、次の勉強に移るべきだ。医者は総じて食事時間が短い。だいたい5分〜10分で食べ終えるのが普通だ。

今から早く食べれるようになっておくこと。

 

⑧勉強場所はいくつか用意しろ

いつも同じ場所で勉強することが果たして良いことだろうか。私はそうは思わない。

勉強場所を変えることで気分も変わり頭に入りやすくなる。

誰かに見られた方が勉強が進む日もあれば、一人で黙々と勉強したい日もある。

 

自宅、塾の自習室、学校、カフェ、図書館など最低5箇所は確保しておくべきだ

 

⑨リラックスはトイレ、お風呂

受験生に与えられたリラックスの瞬間はトイレとお風呂である。トイレで用を足しているときやお風呂に入っているときは副交感神経が優位になりリラックスできる。それ以外は勉強のことを考えろ。

ただし、そこで長時間費やしているようであれば本末転倒。お風呂は15分以内にすること。

 

⑩睡眠時間はきちんととれ

時間が欲しいとはいえ、睡眠時間を削るのは危険を伴う。日中の効率が下がるため長期戦の受験勉強を考えると非効率だ。日中眠くないギリギリの時間を知ることである。人によっては7時間、多い人は9時間の人もいるだろう。睡眠時間9時間の人が合格しないわけではない。残りの15時間をどう使うか次第だ。

 

とはいえ、試験前などの単発のイベント前に一夜漬けをするのは止むを得ないだろう。

短期間で詰めてすぐ忘れるかもしれないが、学校の内申のためや塾のクラス分け試験のために一夜漬けすることは仕方ない。何度も言うが、こう言った一夜漬けは期間限定にすること。

 

 

 

時間は皆に平等に与えられたものである。

しかし、その使い方は人それぞれで大きく異なる。

 

〜〜

医学部合格に向けて、とても大切な時間の使い方をマスターされることを願ってます。

 

NAO

 

 

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